東洋大学大学院講義「インド密教研究序説」最終回 『大日経』の成立

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原田和宗 たいへん参考になります。

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大日経の如実智自心が金剛頂経の五相成身観の第一通達菩提心に発展し、更に後期密教の心識論や成仏論に進化した。

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ジナァーナｶﾞﾙﾊﾞ、シャーンタラクシタ、カマラシラータの師資の大日経の引用がナーランダ寺院出身の系統によく見られる。

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大日経は物質論四種説五大説を五仏と結び付けた。空海は更に金剛頂経の五智説と結び付け六大体大説を唱えた。これは時輪タントラの同様の説よりも300年ほど早い。

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大日経を引用する秘密集会の聖者流の祖ナーガアルジュナもナーランダー寺院出身である。

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大日経外編の菩提心偈が秘密集会の大日の菩提心偈として採用された。

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カマラシーラの誤り

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大日経の後期密教への影響。阿闍梨位潅頂。

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ジナァーナｶﾞﾙﾊﾞ、シャーンタラクシタ、カマラシラータの師資の大日経の引用がナーランダ寺院出身の系統によく見られる。